東京大学大学院総合文化研究科本吉研究室

研究内容Research

テクスチャと統計的推論Texture and statistical estimation

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眼や耳が外界から受け取る情報は光の点や音波の集まりに過ぎませんが,人間はその集合のもつ統計的な性質を難なく推定することができます.つまり,脳は優れた統計解析装置であるといえます.本研究室では,様々な要素でできたテクスチャ画像に対する人間の判断を分析し,脳がおこなう統計的推論の仕組みとその限界を理解するための研究を続けています.それにより人間に独特の「直観的な把握」を科学的に解明することを目指しています(2015-基盤B,等)

質感の科学Perception of surface qualities

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私たちは物の表面の色や光沢,透明感などを簡単に見わけることができます.本研究室では,この質感知覚を支えている脳の情報処理を総合的な見地から研究しています.実物や物理シミュレーションで作成した表面の画像特徴を計算し,それが人間の知覚する質感とどのような関係にあるかを分析したり,新しい錯覚を用いて知覚情報の脳内表現を探ったりしています.基礎研究の成果を骨太の感性技術に応用する研究もしています.(2010-15 新学術領域「質感脳情報学」計画班,2015-新学術領域「多元質感知」総括班,等) [詳細]

知覚の時空Space, time, and motion in mind

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物理的には,私たちは均質で連続的な四次元の時空を生きているといわれます.しかし,知覚世界の時空は均質でも連続的でもありません.瞬間には幅があり,未来が過去を塗り替えたりします.ちょっとした刺激で空間が歪むこともしばしばです.本研究室では,知覚の時空がどのような構造をもつのか,あるいは位置や順序,運動,連続性といった事物の基本的な属性がどのような情報処理メカニズムに基づいて認識されるかを,様々な錯覚現象を駆使して明らかにしようとしています.(2014-新学術領域「こころの時間学」公募班,等)

意識と注意Awareness and attention

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認知情報処理は意識下で進みます.意識に上るのはごく一部の情報ですが,それが私たちの内省的で知的な行動を可能にしています.本研究室では,見えるはずのものが全く見えなくなったり,何もないところに何かが見えたりする不思議な錯覚や幻覚を利用して,感覚情報が意識に上るかどうかを決めている情報処理の仕組みを明らかにしようとしています.意識と密接に関連した注意や記憶のメカニズムや発達的側面も研究しています (2016-基盤B,等).

芸術の脳情報学Computational aesthetics

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美とは何でしょうか? 単なる好き嫌い以上のものでしょうか? 本研究室では,絵画や楽曲など芸術作品そのものを多世代の膨大な人々による審美判断のデータであるとみなし,それらを脳の視聴覚情報処理モデルに基づき分析することによって,美の普遍性や多様性,その地理的歴史的展開を明らかにする分野横断的な研究をしています.現代人による嗜好のデータとも照らし合わせ,美を決定づける脳の計算原理を理解することを目指しています.(2015-萌芽,等) 

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